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インタビュー

里山牧場インタビュー

広大な土地で自由に動き回り、牧草を食べて伸び伸びと暮らす牛たち。
そしてそれを見守る人々。
消えつつある「里山」の光景がそこにはあります。
今回は、そんな里山を復活させた 鹿児島県志布志市に位置する里山牧場の皆さまにお話を伺いました。

人×自然×牛の調和。
試行錯誤が生んだ「里山牧場」ブランド

お客様が本当に求めるものを提供したい

里山牧場は1995年に創業されました。「自然の中で仕事がしたい」という想いを胸に、坂上現社長がこの志布志市に戻ってきたことがきっかけです。当初は芝園でしたが、時代の流れもあってピーマンなどの農作物を栽培するようになりました。その後、お客様が本当に求めるものを提供したい、農業や畜産をしっかりと地域で循環させるシステムを作りたいという思いから、牧草やデントコーンなどの飼料作物の栽培も開始しました。畜産を始めたのは2019年です。荒廃しつつある地域の土地を有効活用しなければならないという課題に色々なご縁がつながって、「放牧で畜産をする」という目的のもと今にいたります。

スタート当初は問題が山積みだった・・・

最初は畜産をするとは全く思ってなかったので、誰も牛の飼い方すら知りませんでした。顧問の方にアドバイスをいただきながらなんとかやっていたのですが、美味しいお肉を消費者の方へ届けるというのは本当に難しかったです。経産牛は脂のノリが悪く、サシが入らない傾向にあります。また、草を食べている牛は脂の色が黄色いため、「こんな肉は売れない」と言われたこともありました。 そこで次は加工の研究と勉強です。大切に育てた牛たちのお肉を、しっかりと消費者の方に届けるため、加工も自分たちでやろうと決意しました。そうして、畜産業を始めて半年後の2020年に、ようやく販売までたどり着くことができました。

課題と課題のかけ算で辿り着いた「里山牛ならではの美味しさ」

マイナスとマイナスを掛け合わせるとプラスになる

私たちは、「課題と課題、マイナスとマイナスを掛け合わせるとプラスになる」という考えが基本です。今まで生産者さんは、良いサシを入れることに重きを置いていました。それも正しいのですが、一方で「健康的にお肉が食べたい」という消費者のニーズがあるのも事実です。そのギャップを埋めるべく、牛たちを放牧という形で自然に・健康的に太らせるという課題をプラスに変えた答えは、子牛の段階でミルクや配合飼料をたっぷり与えて肥満体質にすることでした。大人になってからの餌を重視し、里山牛は成長してからは配合飼料を与えないようにしているのですが、子牛の段階で肥満体質になっていると、あとは牧草だけでもちゃんと太るようになるのです。

里山牛の「美味しさの秘密」

とは言うものの、牧草だけでは大きく・美味しくならないのも事実です。臭みがなく、甘くて美味しい里山牛の秘密は、デントコーンだと思います。里山牛はデントコーンと牧草のみを与えていて、ビール酵母などの配合飼料は与えていません。ですので、カギはデントコーンかなと。 また、私たちはデントコーンの栽培を自社で行っていて、輸入に頼っていません。今、世界では、畜産飼料の栽培が地下水を枯渇させるという問題があり、輸入飼料の購入はそれを加速させてしまいます。そのような課題に対し、地産地消で畜産業と農業を循環させているというのも、美味しさの秘密の一つだと思っています。 どのくらいの割合でデントコーンを与えればより良くなるのかなどは、まだまだ試行錯誤を続けています。

人「里」と自然「山」の調和を大切にした「里山牛」

ブランド名に込めた思い

人里と自然の境界に牛を放牧しているというのが、里山牛の名前の由来です。牛がいると、イノシシなどの害獣は人里には近寄りません。しかし、何もしなければただの野生になってしまいます。このように、「人」が管理をすることで、野生動物と良いバランスで共存することができ、自然の中の循環が生まれます。地名から取ったり、放牧に由来する名前を付けようとも思ったのですが、「人と自然との調和を大切にしながら、美味しいお肉を届ける」という私たちのコンセプトを、よりしっかり伝えたいと思い「里山牛」と名付けました。

「自然の中で牛が自由に育つ環境」

確かに「自然に」というと、肉質にブレが生じると思われがちなのですが、里山牛はないんですよね。もちろん太りやすさには個体差があるので、毎月、全頭に体重測定をして、出荷のタイミングを調整しています。また、「自然に」といっても放置ではありません。牛舎で管理をしていない分、体調などはしっかり見てあげないといけないので、意外と手はかかっています。 牛舎で育てられた牛たちは、里山牧場に来たばかりの頃は、走り方も自然な餌の食べ方もわかりません。しかし、数日すればしっかり食べ、1ヵ月もたてば走れるようになります。このように、人と自然の調和が上手くできているのが良いんじゃないかなと思いますね。

取り組みが実を結ぶ。
「サステイナブルジャパンアワード」への選出実績

サスティナブルジャパンアワード

やはり、やってきたこと・やりたいことが評価されたのはとても嬉しかったです。「里山牛」ができたことがまずは良かったのですが、それを販売にまでつなげるには、たくさんの苦悩がありました。そうした中で、全体で2番目の評価をいただけましたし、大手の有名企業が名を連ねる中、「里山牧場」の名前が挙がったときは本当に報われた気持ちでした。 しかし、まだまだ環境に関することは世界中で問題となっていますし、特にヨーロッパは環境や動物愛護・福祉の意識が高いです。そのような海外のお客様にも、今までとは違う和牛の価値をお届けできるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

人と自然との調和 里山牛ストーリー

私たちは、ただの肉売りにはなりたくないと思っています。里山牛の美味しさはたくさん知っていただきたいですが、「人」と「自然」との調和や、動物愛護・福祉という里山牛のストーリーを理解し、共感していただきたいという想いもあります。これからも、品質の向上はもちろん、自然と共存する畜産の形を追求していきますので、楽しみに応援いただければと思います。

ふじ匠は、商品と同時に、生産者のプライドや人生を提供します。 生産者への徹底的な取材を通じ、味はもちろん、想いのこもった安心・安全な商品をお届けいたします。

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